映画 美女と野獣 感想
「美女と野獣」の事ではなく、2014年フランス製作の
同名映画がTVで放映されていたのを観ました。
これは1946年にやはりフランスで上映されたジャン・
コクトーやジャン・マレーの美女と野獣のリメイク版?
これもTV放映されてたのを大昔に観たけれど、モノクロ
画像で非常に美しかった記憶があります。
ただ、ストーリーの大筋は前作に沿っていましたが、元は
御伽話のようなものだし、リメイクという表現は適ってい
るかどうか。
もし三者を比べるとなると、特に若い方々には今公開され
ているディズニー製の最新作が一番とっつきやすいかな。

出典 www.tumblr.com
ベル役がレア・セドゥで、けもの役がヴァンサン・カッセ
ル。ヴァンサン・カッセルは王子役をやるにはちょっと歳
がいっていないかと思ったけれど、いい感じに若造りして
元々獣っぽい顔立ちなのを上手く活かして特殊メイクが施
されていました。
さすがはハイセンス国おフランス。
美術や色彩はこの上なく美しく、眼福でした。
鮮やかな色彩感覚を活かせる日本の映画監督といえば、
前衛で名を馳せた鈴木清順監督くらいしか思い浮かばな
い。
劇中に出て来た真紅の大輪のバラはやはり存在感と貫禄が
あってそれだけで魅せられました。
でも・・・ウァンサン・カッセルといえば、私には「クリ
ムゾン・リバー」と「ブラック・スワン」かなあ。
クリムゾン・リバーは怪奇浪漫映画。あの禍々しさには
ヤられてしまいました。
皆の大好きなジャン・レノが出てましたしねw